鑑賞記録をこちらに移動していこうと思います。 掲示板からは、いずれ削除予定

2009年03月14日

感染列島

2011年1月、いずみ野市立病院の救命救急医松岡剛〔妻夫木聡〕の元に一人の急患が運ばれてきた。その患者は高熱、けいれん、吐血などを伴う多臓器不全の症状で、それは人類が今までに遭遇したことのない感染症の症状だった。
その元となるウイルスはたちまち院内に広まり、病院はパニックとなる。
その頃、病院の近くの農場で鳥インフルエンザが発生する。
感染を食い止めるためWHO<からメディカルオフィサー小林栄子〔壇れい〕が派遣されてくる。
彼女は「3ヶ月後に交通網は麻痺し、都市機能は停止、半年後には死者が数千万人にものぼる」と予告し、病院ごと隔離病棟として封鎖してしまう。
彼女のやり方に周囲ははじめ反発するが、徐々に彼女に従うようになる。
一方ウイルスは日本中に広まり、小林は長野県に移り、医療活動をするのだがそこで彼女は自分も感染してしまう。
小林は一か八かの賭で、完治した患者の血清を打つことを提案する。
松岡も鳥インフルエンザが発生した農場の主の娘〔この時点で主は責任を取って自殺しているが、鳥インフルエンザと今回のウイルスは関係ないことが判明している〕に血清を打つが娘は助かるが、小林は死んでしまう。

といった感じの話。
今回はいきなりあらすじを書いてみました。
この映画、タイトルを見ても予告編を見てもパニック映画だと思いますよね。
見事裏切られました。
松岡と小林は元恋人同士という設定。
こういう設定上ある程度ラブな部分も描かれているんですが、別に必要ないじゃんと思いました。
それからウイルスを特定するまでの展開も?でした。
松岡の元に運ばれてきた急患の父親が海外で医師をしていたという情報から、松岡はその国に行くのだが、松岡って市立病院の勤務医でしょ?
なんでそんな立場の人が職場ほったらかして海外に行くの?
行くならむしろWHOから派遣された小林の方でしょ。
その小林は市立病院でバイタルとってるし。
松岡はいったでいったでウイルスが蔓延していると思われる島で防護服やマスクすらしないで話してるし。
で、ウイルスを持ち帰った松岡はフリーのウイルス研究者〔カンニング竹山〕に検体を渡し、ワクチンが開発されるのだが、こんな大事になっているのにワクチンを開発したのがフリーのウイルス研究者っていうのも変だし、そもそもフリーのウイルス研究者って何?
あと人死にすぎ。
日本中に蔓延しているウイルスだから死ぬのは不思議でもないが、だからといって勤務中に突然看護婦や医師が死んだり、撫養にに恐怖心をあおってる気がします。
監督は誰だろうと思ってみてみたら、瀬々敬久でした。
やっぱり……
ラベル:感染列島
posted by 白線ながし at 19:05| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

イキガミ

niftyのあるフォーラムで、滝本監督を囲んでのオフ会があると言うことで、これは見ておかねばと言うことで見に行った作品です。
たぶんこれがなければ見なかったかもしれません。
ということで、オフ会の直前に見ようと思っていたのですが、時間がとれそうもなかったので、火曜日に見に行ったのですが、仕事仲間が急にオフ会に参加したいと行ってきたので、見る前だったら一緒に見てから言ったのですが、あいにく見てしまったので、見ておいてくださいと言っておいたのですが、よりによって彼女は前日飲んだくれてみていなかったので、結局当日一緒に見る羽目になってしまいました(しかも連絡がついたのは午前3時!)。
話を元に戻して、オフ会がなければたぶん見なかったというのは、私の好きなジャンルではなかったからです。
どうも私は血を見たり殺人というのに抵抗があり、こういうのを扱う映画にのめり込めないのですが、この作品は映画としては結構よくできてたように思います。
”国家繁栄のため”に死ぬという前提は置いておいて、この映画は三人の男たちの残された24時間をどう生きるかを描いたもの。
この映画は3話構成で、1話目は、いつかデビューすることを夢見ていたギターデュオのストリートミュージシャン森尾秀和(塚本高史)と田辺翼(金井勇太)。
あるとき、とある音楽事務所から田辺だけがスカウトされ、初の音楽生番組への出演が決まっていたのだが、そんな彼に“イキガミ”が届けられた。
その生番組で彼は当初歌う歌でなく、森尾と組んでいたときに作った“みちしるべ”を歌い、死んでいった。
2話目は母親が国家繁栄維持法を指示する滝沢和子(風吹ジュン)の息子直樹(佐野和真)の話。
和子はただいま選挙の真っ最中で、直樹を自分の跡継ぎにと考えていたが、直樹はその期待に応えられず、やがて母親からも見捨てられた。
それを気に彼は引きこもりになり、自殺しようとしていたところに“イキガミ”が届く。
彼は残りの24時間を母親への復習に使う。
最後は小さいとき交通事故で視力を失ってしまった飯塚さくら(成海璃子)とその兄さとし(山田孝之)の話。
兄妹仲良く暮らすため法に触れる仕事に手を出していたさとしはやっとその夢をかなったときに“イキガミ”が届く。
さとしはイキガミのことを内緒にして自分の角膜を桜に移植しようと決めるのだが、イキガミが届いたとき、さとしは不在だったため、配達人藤本〔松田龍太〕は桜の病室の前で“志望予告症をお届けの参りました〜。”と話し始めた。
それを聞いてしまったさくらは手術を拒否する。
何とか説得するさとしだが、さくらは『志望予定時刻の一〇時になってもさとしが生きていたら手術を受ける』と約束する。
さとしと藤本は病院中の協力を得て無事さくらの手術を迎えるという話。
前提があり得ない話だけに純粋に楽しめた気がします。
特に一話目の金井君の歌。
なかなかよかった。
CD出さないのという声もあったくらいです。
瀧本監督の作品はデビュー以来三作全て見ていますが、だんだん面白くなってきますね。
ただ、単に“面白い”だけでなく、考えさせられるところがいいですね。

イキガミパンフ〔表〕 イキガミパンフ〔裏〕

posted by 白線ながし at 04:15| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

ハルフウェイ

北川悦吏子第1回監督作品。
北川悦吏子といえばドラマ好きな方ならご存じだと思いますが、『素顔のままで』『あすなろ白書』『愛してるといってくれ』『ロングバケーション』『ビューティフルライフ』などの脚本を手がけ、“ラブストーリーの神様“と呼ばれる脚本家で、この映画も当初この作品ではプロデューサーを務める岩井俊二が監督を務めるつもりで書いたのだが、ご自身で監督してみたらという岩井Pのすすめもあって、“北川監督”が登場したそうです。
というのも北川監督はあまりからだが丈夫でないらしいのですが、その辺は岩井Pがうまくフォローしているのでしょう。
ストーリーは卒業を間近に控える高校生の男女のラブストーリー。
注目すべきはすべてが“アドリブ”だというところ。
北川監督は脚本も書いたわけですが、完成した映画には、きいちゃん、岡田君、大沢さんの台詞には北川監督が書いた台詞は一言もなく、すべてが“アドリブ”だそうです。
確かにすごく自然なんですよね。
自分の“言葉”でしゃべっているので、演技しているように見えない。
ただ、おさえるところはおさえてあって、ヒロが自分の友だちのことといって、自分とシュウとのことを書道教師平林〔大沢たかお〕に相談する。
そこで平林は“男は後先のことを考えないで行動するが、女は後先のことを考えてから行動する”という台詞を放つ。
ことの背景は、シュウがヒロに告白してから二人はつきあい出すのだが、ヒロはシュウが早稲田に進学したいことを知る。
シュウはヒロに早稲田志望が先でヒロを好きになったのがあとと説明するのだが、だったらどうして告白したの?と責め立てる。
そこで平林先生はこの台詞を放ったわけですが、北川さん、女性なのに何でこういう台詞を思い立つんだろうと思ったのですが、これは大沢さんの“言葉”だったんですね。
また、最初から最後まで固定カメラを使わず、手持ちカメラで撮影しているので、ドキュメンタリータッチで描かれており、その辺が好き嫌いの分かれるところではないでしょうか。
また主役の二人に加え、岡田君演じる週の親友役タスクを演じた溝端君ときいちゃん演じるヒロの親友役メメを演じる仲里依紗さんの四人は同年代。
普通この年代の子が四人も集まればすぐ仲良くなるのが普通なんですが、すべてがアドリブ故、特にきいちゃんと岡田君は撮影以外では挨拶程度でほとんど話さなかったという。
でもこの二人って確かドラマ『太陽と海の教室』で恋人役を演じていなかったっけ?
と思って調べてみると、確かに演じてたけれど、撮ったのはこっちの方が先だったのね?
溝端君と仲さんは『ハチワンダイバー』で共演しているし、岡田君と溝端君は『生徒諸君!』と『花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス』で共演しているし、きいちゃんは大沢さんのキスの相手だし〔笑〕、この辺は偶然なんでしょうか。
こういう映画も悪くないなぁと思います。
少なくても私のお知り合いの誰かさんは気に入ることでしょう。
自分だと思った方は見に行ってください〔笑〕。
ところで、この映画のタイトルは北川監督の本ができあがった時点では『物語の途中』というタイトルだったそうです。
それがどうして『ハルフウェイ』になったかは………映画を見ると分かります。
posted by 白線ながし at 23:17| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誰も守ってくれない



最近テレビ局がバックについている映画ばかり見ている気がしますが、この映画も例外ではなく、制作はフジテレビです。
しかも、監督は「踊る大捜査線」の脚本を担当した君塚良一で、亀山千広が製作と知ってちょっといやな予感がしたんですが、そんな心配を払拭させるだけのものはあったと思います。
話しは意外と単純で、平凡に暮らす船村家の長男直人がある日、近所に住む小学生を殺害するという事件が起こす。
警視庁東豊島署暴力班係係長坂本(佐野史郎)は勝浦(佐藤浩市)と三島(松田龍平)に容疑者家族の保護を命じる。
マニュアルに則り、両親は離婚させられ、改めて夫が妻の戸籍に入る。
そして家族は別々のホテルに移り、保護されながら事情を聞かれることになる。
勝浦は加害者の妹沙織(志田未来)を保護し、終わりの見えない逃避行が始まる。
まずは勝浦の友人であり、心療内科の医師尾上令子(木村佳乃)のマンションに彼女をかくまう。
そこで沙織の母親が自殺したという情報が入るのだが、勝浦と尾上は今は知らせない方がいいと判断し、そのことを伏せておくのだが、沙織は恋人である園部達郎(冨浦智嗣)からの電話で、そのことを知ってしまう。
ただ見守ることしかできない勝浦だがやがてその場所も大手新聞記者楠本(佐々木蔵之介)の知られてしまい、「加害者の家族にも死んで償ってほしいと思ってる」と責められる。
勝浦はマスコミから逃れるため、伊豆にあるペンションに身を隠す。
そのペンションは3年前に息子を亡くした夫婦(柳葉敏郎、石田ゆり子)が経営するもので、その事件を担当したのが勝浦だった。
その事件も勝浦の捜査ミスのせいで息子を死なせてしまったと指摘されていて、その勝浦が今度は加害者の家族を守ってると責められる。
さらには、ネット上での掲示案の書き込みにより二人は知らないうちにどんどん社会にさらされていき、姉妹には見方だと思っていた恋人達郎からも裏切られ……。

この映画は君塚良一が「踊る大捜査線」を作るときに取材したことを元に作ったそうです。
事件には加害者と被害者が存在するのですが、それとはべつな“加害者”が存在する。
それはマスコミであり、もしかすると我々一般人かもしれない。
この映画ではマスコミ側の人間として佐々木蔵之介が大手新聞社の記者として登場しますが、一昔前はこのような事件が起こると我々一般人はマスコミの発表でしか事件の真相を知るすべがなかった。
ところが現代はマスコミ側もネットでいろんな情報を得ている。
ネットというものは非常に便利なツールであるけれども、それと同時に凶器にもなり得るということ。
もちろん映画ですから、少しは大げさに書かれているとは思いますが、この映画ではネットの恐ろしさというものを考えさせられました。

posted by 白線ながし at 17:05| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月07日

少年メリケンサック

なんといっても宮アさん。
この一言に尽きます。
メイブルレコード新人発掘部に所属する契約期限寸前のOL栗田かんなを演じる宮アさん。
明日で契約切れという日にネットで凶悪で絶叫するイケメンパンクバンドを見つける。
その名は“少年メリケンサック”
かんなは早速コンタクトを取り、契約に向かうが、そこには50を過ぎたおっさんアキオ〔佐藤浩市〕がいる。
実はネットで流れていた動画は25年前解散ライブの映像。
オリジナルメンバーを集めることを条件に契約に応じる。
一方そんなこととは知らずにメイブルレコード社長時田〔ユースケ・サンタマリア〕は全国ツアーを決めてしまう。
ツアー初日となる名古屋でのライブは予想通り悲惨なライブ。
期待して見に来ていた時田は激怒。
これでツアー中止だと思ったかんなだったが、キャンセル料が発生するということでツアー続行を決める。
大阪でのライブは社長の計らいで、所属タレントGOAの前座を務めることになったが、乱闘事件を起こしてしまう。
3回目となる広島でのライブは大成功を治め、仙台でのライブを経てテレビ番組に生出演する。
そして、東京での熱狂ライブまでの、かんなと“中年”メリケンサックとのどたばたを中心に描いた映画ですが、一番最初にも書いたようにいろんな宮アさんが見られます。
胸をもまれたり、おっさんのふるちんを見せられたり、下ネタを発したり、監督のクドカンも言ってましたが、宮アさんのだんだん壊れていく様子が楽しいです。
結構こういう映画も楽しいですね。
posted by 白線ながし at 23:26| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

ヘブンズ・ドア

『LITTLE DJ』以来福田さんの演技に注目していたものの、やっぱりまだ、子役という出方が中心の福田さん。
そんな中でやっと主演としての作品が出てきました。
ということで、かなり前から注目していた映画でした。
バイトをクビになり、検査で訪れた病院で脳腫瘍が見つかり、『いつ死んでもおかしくない』といわれた二八歳の勝人〔長瀬智也〕。
その病院に、先天性疾患と骨肉腫で余命一ヶ月と宣告されていた一四歳の春海〔福田麻由子〕。
七歳の時から入院し、外に出たことのない春海は死ぬ前に“海を見たい”という。
勝人はその願いを叶えてかなえてやろうと春海を連れて海に向かう。
病院の前の偶然止めてあった車を盗み、お金を持ってなかったため、強盗を繰り返す勝人。
ところが盗んだ車には“ある物”が隠されていた。
その“ある物”を取り返すべくk3ホールディングスから追われ、また、春海を連れ出したということで、勝人は誘拐犯として警察からも追われていた。
何度も捕まるそうになるのだが、最後は無事“天国”にたどり着く。
というストーリーなんですが、最初は単なる余命わずかと宣告された二人が天国にたどり着くまでの話かと思っていたので、そこに強盗だの、偶然にも大金を手にしたり、設定は面白いと思いましたが、ちょっとストーリーがめちゃくちゃ。
監督はマイケル・アリアス監督。
アメリカの監督さんですが、日本では『鉄コン筋クリート』で有名な監督さんです。
私はこの映画は見てないのですが、一部には、『ヘブンズ・ドア』はこの映画の続編という話もあります。
なので、よく分からなかったのでしょうか。
それと、福田さんの演技はすばらしかったのに対し、長瀬君の演技がひどかった。
私のハンドルネームからも分かるように、“白線流し”の時の彼はすばらしかったんですけどね。
というか福田さんがすばらしすぎるといった方がいいのかもしれません。
少しずつ“子役”から“女優”に変身しつつある福田さん。
これまで通り彼女には注目していきたいと思います。
posted by 白線ながし at 04:30| 埼玉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

日本映画学校、大学へ

現在、神奈川県川崎市にある専門学校『日本映画学校』が平成23年春をめどに4年生大学に移行する準備を始めてるとのこと。
米アカデミー賞w受賞を機に日本映画を支える若者を育てていこうというもの。
日本映画学校は今村昇平監督は昭和50年に設立した『横浜放送映画専門学院』が前身で、3年生の映像科〔定員160人〕と2年生の俳優科〔同40人〕がある。
大学になると1〜2年長くなるわけで、その分が一般教養などにあてられるんでしょうが、それが果たしていいんでしょうか?
専門学校のままの方がいい気がしますが。
助成金あたりが違ってくるのかな?
ラベル:日本映画学校
posted by 白線ながし at 12:20| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとりごと  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

旅立ち〜足寄より〜

この映画は、2006年にデビュー三〇周年を迎えた松山千春が、二三歳の時に自らが書いた自叙伝を映像化したもの。
昭和50年全国フォーク音楽祭北海道大会にギター一本で、パトカーに乗って現れた一人の青年〔大東俊介〕。
彼が審査員の一人であるSTVラジオのプロデューサー竹田健二〔萩原聖人)の目にとまる。
が、彼の生意気な態度が災いし、千春はあえなく落選となる。
ところが竹田は、足寄に帰ろうとする千春に対し、『いつかチャンスが来るから曲を作れるだけ作っておけ』という。
千春の実家は足寄で“とかち新聞社”を営む。
新聞社といっても取材から原稿書き、そして印刷まですべて千春の父明〔泉谷しげる〕一人で行う貧しい一軒家。
千春は集金の手伝いをしながら曲作りに励む。
一方竹田は札幌で何とかして千春を世に出そうと東奔西走するのだが、なかなか上層部のOKが出ない。
そしてついに千春のラジオレギュラー出演が決まり、千春は北海道を拠点に活動していくことになる。
千春のラジオは好評で、ついにレコードデビューが決まる。
デビュー曲『旅立ち』はたちまち大ヒットとなり、1977年札幌厚生年金会館からコンサートツアーが始まる。
が、ちょうどその頃、竹田の体を病がむしばんでいた。
そして函館でのコンサート当日、竹田はとうとう帰らぬ人となってしまった。
千春は一輪のバラの前で『旅立ち』を熱唱する。

以前、あるテレビで、松山千春が言ってた言葉。
「今は心に残る歌が少ない」
確かにその通りだと思う。
この映画でも彼の歌が聴けたのは大満足。
ただね、大東さんと松山さんってちょっとギャップがあるんだよね。
できれば、大東さんに歌ってほしかった。
歌の部分だけ吹き替えになっているのがどうもいただけなかった。

posted by 白線ながし at 01:33| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

旭山動物園物語〜ペンギンが空を飛ぶ〜

たぶん“旭山動物園”と聞いてどこにあるかわからない人はあまりいないんじゃないかと思います。北海道旭川市にある“市営の”動物園です。
市営というのは私は初耳でした。
北海道に詳しくない人はよく“旭川動物園”という人もいますが、“川”でなく“山”です。
北海道の地名はアイヌ語から来ているものが多いですが、これはアイヌ語とは関係ないみたいです。
話は定かではありませんが、1990年前後から始まっているようです。
小さい頃からいじめにあっていて、人間以外の生き物しか信じられなくなっていた吉田剛(中村靖日)が飼育係としてやって来るところから始まる。
その頃の旭山動物園は客入りが芳しくなく、集客のために設置されたジェットコースターを設置するが、一時的に持ち直すが、動物園の方は相変わらずといった状況。
そんな中、“動物園廃止”を掲げて動物愛護団体が乗り込んでくる。
その中に旭川市長上杉甚兵衛(平泉成)の姪で、獣医学部の学生小川麻琴(前田愛)が旭山動物園に興味を持ち、新たに飼育係となる。
園長滝沢寛治(西田敏行)の発案で始まった“ワンポイントガイド”のおかげで少しずつ活気を取り戻しつつあった動物園だが、あるときゴリラのゴンタが急死する。
原因はエキノコックス症。
キタキツネなどの糞に混じっているエキノコックスの卵が体内に入り、肝臓内で増殖し、致死的な肝臓障害を引き起こす病気。
このことをマスコミに発表したため、世間は大騒ぎになり動物園は休園に追い込まれる。
これを機に財政難である旭川市は動物園を廃園にしようと動き出すが、滝沢園長をはじめとするスタッフ一同の存続運動が功を奏し、廃園は免れる。
が、客足は相変わらずである。
その頃旭川市では市長選挙があり、上杉市長に代わり、平賀鳩子(萬田久子)が新市長として就任する。
滝沢延長はここぞとばかりにプレゼンをし、新市長も興味を示し、動物園の改修に予算が下りる。
吉田が陣頭指揮を執り、改修はどんどん進み、2004年7,8月には入園者数で上野動物園を抜かし、日本1の動物園となる。
2006年には不況時の象徴であったジェットコースターが取り壊され、滝沢園長の定年退職時までを描いている。
監督は津川雅彦ことマキノ雅彦監督。
当初テレビドラマにする予定だったけど、ドラマでは勿体ないということで映画になったらしい。
私はドラマにするか、映画にするかは題材ではないと思っていますが、この出来だったらドラマでも構わなかったのではないだろうか。
なんかマキノ監督のこだわりっていうのが感じられないんだよね。
ペンギンってかわいいねで終わってしまっている気がします。
この映画のサブタイトルは”ペンギンが空をとぶ”
空を飛べなくなった代わりに水の中を泳げるようになったペンギンをどうやって空を飛ばすのか。
旭山動物園に行ったことがある人はあの水槽のことを指すのだと想像はつくのですが、おそらくいろんな意見が出たのではないかと思うのです。
その辺のことを描けばいいのに映画では、簡単にしか触れてないんですよね。
が、しかし、、この話しのモデルになった小菅正夫園長のことはよく描かれていました。
映画では西田敏行さんが扮する滝沢寛治が小菅園長をモデルにしているそうですが、西田さんの演技力と相乗効果でよく描かれてましたね。
サブタイトルに小菅園長の名前を使った方がぴったりだと思いますが、いきなり小菅園長の名前が出てきても、“誰それ?”で終わってしまいますよね。
それから脇を固める俳優陣がすごい。
長門裕之、六平直政、塩見三省、岸部一徳、柄本明、笹野高史、梶原善、吹越満、平泉成。
ほかに脇役を務める俳優さんって誰がいますか?っていうくらいのメンバーです。
これはマキノ監督だからこそできたことでしょう。
テレビのトーク番組で、“同じ時期に撮っていた映画はキャスティングに苦労したでしょうね”とおっしゃっていましたが、ほんとそう思います。で、その中で唯一の若手俳優の中村靖日さん。
私は初めてでしたが、いい俳優さんですね。
あとは始めから終わりまで出てた女優さんは前田愛さんと堀内敬子さんの二人。
男優さんが多かったのでこの二人はどうしても目立ってしまいますね。
前田さんは子役の頃から見てますが、こんな演技をする子になるとは思ってなかったですね。
堀内さんの中村さん同様初めてでしたが、ちょっと注目したい女優さんです。
マキノ監督だからこそ、これだけのキャストを集めることができたんだと思います。
それだけに、もうちょっとストーリーにこだわりがあってもよかったんじゃないかと思います。
最後に、おまけとして昨年旭川動物園に行ったときの写真を貼っておきます。
ペンギンのお散歩B


posted by 白線ながし at 19:53| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

悲夢

久しぶりのキム・キドク作品。相変わらずの世界観を出してますね。
今回の作品は、主人公に韓国の女優イ・ナヨンと日本の俳優オダギリ・ジョーを迎えての作品。
イ・ナヨンは同じ韓国人だからわかりますが、オダギリ ジョーとはどのような接点があったのかは不明。
最初にオダギリ ジョーの出演が決まったらしい。
考えてみると私は彼の作品は初めて……と思ったら、パッチギ!に出てたらしい。
一方、イ・ナヨンは私の中では、英語完全征服がおなじみ。
英語完全征服では、英会話学校で出会った男の子に一目惚れするコミカルな女の子を演じていましたが、今回の映画では、一応ラブストーリーではあるものの、コミカルな面は一切ありません。
イ・ナヨンが演じたランは寝ている間にオダギリ ジョー扮するジンが見た夢の通り行動してしまう。
ジンは別れた彼女にたとえ夢の中であっても会いたい。
一方ランはたとえ夢の中であっても絶対に別れた彼に会いたくない。
そこで二人は時間を決めて交代で寝ることにするのだが、あるときジンは交代するためにランを起こすのだが、起きない。
やがてジンは眠気に耐えきれず、ランが起きる前に寝てしまう。
ジンはいつものように別れた彼女の夢を見るのだが、ランはその夢の中の彼女のように別れた彼と一晩をともにしてしまう。
そこで今度は、同時に寝てしまってもランが起きだしたときに気づくように二人を手錠でつなぐのだが、ランは手錠を外してしまう。
そのときジンは夢の中で殺人を起こしてしまう。
夢遊病で起きだしたランは夢の中と同じように、元彼を殺してしまう。
ジンは自分の夢のせいだと言ってランをかばうのだが、そんなことを警察は信じるはずもなく、ランは精神鑑定をするために精神病院に送り込まれるのだが、あるとき面会に来たジンはランに2度と眠らないように、自らの体に刃を立てていたのだが、疲れ切ってしまい、死を決意したことを伝えに来る。
ジンは漢江に架かる橋から身を投げるのだが、同じ時ランは首をつるのだが、ランは蝶となり、ジンの元に跳んでいき……

はじめにも書いたように、キム・キドク監督はかなり独特な世界観を持っている監督なので、好き嫌いがはっきり分かれると思います。
私も彼の作品はいくつか見てますが、彼の作品の中ではソフトな方だと思います。
といっても初めて見る方にとっては結構衝撃的だとは思いますが。
気になったのはオダギリ ジョーとイ・ナヨンがともに自分の母国語を話している点。
監督もその辺には触れていてはじめはおかしいと思っていたようですが、大事なのは言葉じゃないといってそのままでいったそうですが、やっぱり不自然ですよ。
これもキム・キドク“らしさ”なんでしょうか?
posted by 白線ながし at 18:52| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

愛のむきだし(2回目)

園子温監督の映画『愛のむきだし』がベルリン映画祭で”カリガリ賞”と“国際批評家連盟賞"を受賞したそうです。ということで、当初の予定では「ヘブンズ・ドア」を見に行く予定でしたが、が、園子温監督のティーチインがあるということなので、急遽予定を変更してユーロスペースに向かいます。
前日、この「愛のむきだし」がベルリン映画祭において、カリガリ賞と国際批評家連盟大賞を受賞したと報道され、そのせいもあってか、公開後3週間経つというのに、会場は大盛況でした。
前回は満島さんを中心に見ていきましたが、この映画、どうやら安藤さんを中心に見ていったいったほうが分かりやすいみたいです。
これから観る人は是非そうして観てください。
内容については、前回の記事を参考にしてもらうとして、4時間の上映が終わり、いよいよティーチインに入ります。
ところで、”ティーチイン”と”トークショー”と"舞台挨拶”って何が違うのでしょう?
websiteでは”ティーチイン”と案内していましたが、会場では”トークショー”といってました。
で、いざ始まってみると、”ではここからティーチインに入りたいと思います”といってティーチインが始まりました。
つまりティーチインとは”質疑応答”のことのようです。
当初予定では園子温監督のみの予定でしたが、賞を受賞したあとのティーチインということもあり、満島さん、安藤さんをはじめとする共演者の皆さんもサプライズゲストとしてお祝いに駆けつけました。
満島さん曰く、別に連絡取り合ったわけでもなく、来てみたらみんながいたのでびっくりしたとのこと。
1月31日の舞台挨拶の時は感極まって涙を流してしまった満島さんですが、この日は終始満面の笑顔でした。
この映画は約4時間という長時間の映画ですが、最初はなんと6時間あったとか。
いくら何でも長すぎるということで4時間にまで削ったそうです。
そのため、渡部篤郎さんと渡辺真紀子さんのシーンはかなりカットされているそうです。
なんかここまで長いとそれも見てみたい気がします。
また裏話的なところだと、編集作業の時1日3回見ていたということ。
ラストのシーンで号泣してしまったというお客さんがいたのですが、監督は決してそういう意図はなかったそうです。



posted by 白線ながし at 15:01| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月08日

これも映画のタイトルです。
といってもこの映画をご存じの方はあまりいらっしゃらないのではないかと思いまず。
この映画は埼玉県熊谷市出身のたかひろや監督の初の長編作品で、見ようと思ったきっかけは、先週深谷シネマで「三本木農業高校、馬術部」のイベントの時にポスターを見てちょっと興味を持ったわけですが、思い出してみれば、深谷シネマのメールマガジンで、エキストラ募集をしてました。
地元を舞台とした作品を撮りたいということで、前編熊谷、深谷、本庄での撮影したオールロケ作品。
佐々部監督もそうですが、映画監督って地元を舞台とした作品を撮ってみたいのでしょうか。

〔ストーリー〕
農家の息子雨宮晴〔佐藤勇真〕と近所に住む幼なじみで、ミス深谷の福永真美〔?岡瑞希〕は同じ高校に通う高校2年生。
いつも一緒にいながら進展がない。
あるとき、教育実習生の水谷桜〔菜葉菜〕から家が近いとの理由で、CDを返してと頼まれた晴は、真美が東京へ行っていると聞かされる。
後日晴は真美から東京でスカウトされたと聞かされるが、本当の理由は違っていた。
数日後、晴はテレビを見ていると、ミス県北の発表会に真美が出ていたが、そのテレビの生放送中に倒れてしまい、晴は真美が東京に行った本当の理由を知ることになる。
晴は真美が元気になるまで真美が大事にしていた農場の世話をするのだが………。

というお話ですが、ストーリー的には途中で展開が読めてしまったのが残念。
ただ直接的に表現していないので、結構楽しいです。
また観客も地元の人ばかりで、まさにご当地映画という感じ。
高校の制服も名前は変えていましたが、実在のものを使っていましたし。
さすがに出演者までは地元にゆかりのある人とまでは行かなかったようですが、床屋のご主人役のブラザー・トムさんは出身はハワイだけど、深谷で過ごしたこともあるということで監督が無理にお願いしたとか。
大人になった晴を演じた渡辺いっけいさん。
彼は愛知県出身ですが、地元を応援する映画ということで、1シーンですが出演してくださったそうです。
この二人がいたおかげで、この映画がなんかしまった感じになったと思います。
主役の佐藤勇真くんは長瀞出身でこの映画がデビューだそうです。
確かに演技はなんかぎこちないところがあったけど、今後も俳優としてやっていくのでしょうか。
相手役の?岡瑞希さんはきれいすぎます。
まさにミス深谷にはうってつけでしょう。
ところで、実際にミス深谷っているんだろうか?
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posted by 白線ながし at 15:24| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月03日

丘の上から

はっきりいって地味な映画です。
高校3年生の平川亜由美(さな)はキャバクラでバイトが学校にばれて一緒にバイトしていた鈴木智子(吉野ももみ)をかばい、

罰として机上の旅行クラブに入部させられることになった。
そこは文字通り、実際には行くことのない旅行の計画をするところ。
そんなクラブに最初は乗り気のしなかった亜由美だが、あるとき実際に旅行してみようと言うことになり、同じクラスの内田美穂
(大網亜矢乃)の案が採用されることになった。
内田は当初孤独で、ネットで知り合った男子とつきあっていたが、これをきっかけに亜由美との距離が徐々に近づいていった。
夏休みに入り、旅行当日の朝になったが、内田は集合場所には来なかった。
亜由美たちが心配して探し回っているときに、テレビのニュースでは、廃工場で集団自殺のニュースが流れる。

……

最初はあまり期待しないで見ていたものの、少しずつ引き込まれていきました。
きっかけは、机上旅行。
私は机上旅行はよくする(笑)ので、そのあたりからツボにはまり出しました。
そしていざそれが実行されるとなったときのわくわく感はたまらないもので、ツアー旅行では絶対味わうことのできないものです

そしてだんだん深まってくる女子高生の友情。
私のツボにはまる要素が詰まってる映画でした。
そして内田の自殺騒動。
ここで流れが一転するんですが、もうちょっと詳しく描いてもよかったんじゃないかと思います。
最後で内田は死んでないということがわかる(ここで、テレビのニュースの内田が関わっていたということがわかる)んですが、
ちょっとあっさりしすぎていた気がします。

亜由美役を演じたさなと智子役の吉野ももみは相方不在という芸人さんで内田役の大網亜矢乃とは同じ事務所であの野田社長率い
るサンズエンターテイメントの所属だそうです。
相方不在とはおもしろい名前ですが、はじめはそれぞれ別の相手とコンビを組んでいたようですが、解散したり、別の活動をする
ようになったりしてお互いに相方がいなくなったので、二人がコンビを組むようになってそのままコンビ名にしたようです。
でも、お笑いのコンビ名だとは誰も思わないよね?
大網さん自身はグラビアアイドルだそうですが、太田綾乃とWあやのとしてお笑いをやったり、芸能人女子フットサルチーム
「carezza」に所属していたりいろんな活動をしているようですが、映画はどうやら初出演のよう。
この夏に公開予定の「非女子図鑑」にも出演されてるそうです。

posted by 白線ながし at 19:49| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

三本木農業高校、馬術部(3回目)

この映画を見るのは公開初日の舞台挨拶の回、萩ツインシネマでの映画祭に次いで3回目です。 佐々部作品の中では「チルソクの夏」に次いで好きな作品なんですが、なかなか見る機会がありません。
今回深谷シネマで、上映後に監督のトークショーもあると言うことで、楽しみにしてきました。
というのは、私はあまり舞台挨拶には行かないのですが、佐々部監督の作品は可能な限り舞台挨拶の回を見ることにしています。
ただ、この作品に関しては舞台挨拶の回を見たことには見たのですが、監督はほかの舞台のお仕事と重なっていて、そちらの初日の前日と言うこともあり、この作品に関しては監督のお話を聞けてないのです。
昨年の11月に萩ツインシネマでのイベントで聞ける機会はあったのですが、私は仕事と重なったため、参加することができなかったので、この日を楽しみに待っていました。
舞台挨拶を見ての感想は、12月31日の記事に書いてありますが、今回は違ったところでも感動しましたね。
今回妙に心に残ってるシーンは、奥村知史演じる岡村が落馬事故を起こし、そのせいで彼の愛馬キングファミコンが骨折したため、薬殺処分になるのですが、それを部員たちに伝えたあと、一人厩舎にやってきてキングの馬房の前で泣く馬術部顧問古賀(柳葉敏郎)を離れた馬房の陰から香苗(長渕文音)と陽子(森田彩華)が見つめるシーンがあるのですが、このシーンがすごく印象深いです。
「チルソクの夏」のあるシーンを思い出してしまいました。
それから馬の出産ジーン。
以前の記事で、もうちょっと引っ張ってもといったようなことを書きましたが、このシーンってよくよく見ると俳優さんたちの演技がすばらしいことに気づきました。
特に獣医師坂口康子役の黒谷さんは、マッサージをするふりをしてしきりに馬の首のあたりをたたくのですが、これは馬を立たせないようにしてたそうです。
馬は子供を産むとすぐ立ち上がって子供のそばに行く習性があるそうなんですが、そうすると俳優さんたちが画面に映らなくなってしまう。
黒谷さんはそうならないようにしていたそうです。
乗馬が趣味の黒谷さんならではできたことでしょう。
それからそのときの長渕さんも私には名演技に見えたのですが、監督の話によると実はほかにも台詞があったとか。
しかし、このシーンを撮ったのは撮影に入って2週間足らず。
今まで演技などしたこと無い長渕さんはただただ感動して泣きじゃくるだけ。
“コスモがんばれ”といってマッサージするのが精一杯だったそうです。
ただ監督はそれがかえって自然に見えてそのままいったそうです。
1年たってクランクアップは卒業式を終え、コスモの馬房の前で担当者の名前を書き換えるシーンだったそうですが、監督は彼女に女優を感じ、1年で成長したなぁと思ったそうです。
そのほか打ち上げでの話し、挿入歌が「明日への扉」ではなく「旅立つの日に」なった逸話などいろいろ聞けてよかったです。
最後に、このようなイベントを開催してくれ、我々のようなものを懇親会に参加させてくれた深谷シネマさんに感謝します。
posted by 白線ながし at 12:06| 埼玉 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

愛のむき出し

昨年のテレビドラマで満島さんを見て以来はまってしまいました。まだブログには載せていませんが、この間の「プライド」といい今回の「愛のむきだし」といい、いい演技を見せてくれます。
話は、クリスチャンの家庭に生まれた西島隆弘演じる角田ユウは小さい頃「マリア様のような人を見つけなさい」といって死んでいった母親の言葉を忘れることはなかった。
一方彼の父テツ(渡部篤郎)は、聖職者でありながらサオリ(渡辺真紀子)という女に心を奪われるが、神父は結婚することができないため、サオリはテツの元を離れていく。
そのため、性格が変わってしまったユウはテツから懺悔を求められるようになるが、ユウは父親を失いたくないために様々な“罪作り”に励む。
それがだんだんエスカレートし、やがてキリストの教えにも反する罪である“盗撮”をするようになる。
テツはユウを“ヘンタイ”と殴られるが、それこそ愛と感じたユウは盗撮の腕を上げていく。
あるとき、ユウは仲間との勝負に負け、女装して盗撮に励んでいると、一人の女子高生ヨーコ(満島ひかり)と出会う。
“サソリ”と名乗ったユウはヨーコこそが亡き母のいう“マリア”だと信じ、生まれて始めてこいというものを知る。
一方ヨーコも同様にサソリを恋をする。
やがてテツの元にサオリが戻ってくるのだが、サオリには連れ子がおり、それがなんとヨーコであった。
“サソリ”=“ユウ”と知らないヨーコはユウを毛嫌いするのだが、ユウは何とかして思いを伝えようとする。
その頃、その頃家族丸ごと洗脳し会員数を増やしていった新興宗教団体“ゼロ協会”の教祖の右腕コイケ(安藤サクラ)は、自分がサソリだと名乗り、ヨーコをきっかけに角田家に近づき、洗脳を始めていく。
ユウはヨーコを連れ戻すために自分も洗脳されたふりをしてゼロ教会の信者になり、戦いが始まる。

………………

この映画、かなり長いです。
途中休憩を挟んで4時間あります。
ただ、全然退屈させません。
この映画の監督は、園子温ですが、たぶんほかの監督だったら、ユウとヨーコが出会ってからあまり横道にそれず、ましてコイケなど登場させず、きれいなラブストーリーにして2時間前後の話にまとめていくと思うのですが、園監督はこうしたらおもしろくなるんじゃないかといろいろ脚色していったら4時間の作品になったそうです。
異常に長いため、なかなか上映劇場が見つからなかったらしい。
また、途中で10分休憩が入ります。
私は舞台では初めての体験ですが、調べてみると1982年公開の大日本帝国以来だそうです。

主演の西島隆弘に関しては聞いたことが無かったので、調べてみるとボーカルユニットAAAのメインボーカルだそうで、映画は初出演のようですが、ドラマや舞台など、お芝居の経験はあるようです。
それからなんといっても特異なキャラクターコイケを演じた安藤サクラ。
我々の間ではちょっと有名なんですが、彼女は俳優奥田英二の娘さんです。
彼女の演技はデビュー作の「風の外側」を見ていますが、その頃と比べるとうまくなっているし、ちょっと垢抜けた気がします。 
でもなんといってもこの映画は満島さんでしょう。
彼女を生で見たくて舞台挨拶の回を見に行ったのですが、髪をばっさりと切って短くなっていました。
今月から事務所が変わった(ぱれっと→ユマニテ)ようですが、心機一転というところかもしれません。
ちなみにブログでは何も触れられていません。
彼女本当に顔が小さいですね。
びっくりしました。
西島君目当ての女の子たちがたくさん来てましたが、ここユーロスペースの舞台挨拶は舞台袖からではなく、一般の客と同じ出入り口から入ってくるのですが、監督、安藤さん、西島君、満島さんの順番で入ってきたのですが、西島君が入ってきたときは、きゃ〜といういわゆる黄色い歓声が飛び交っていました。
ところが満島さんが入って来ると一瞬静になり、うぉ〜というどよめきとともにきれいという声があちこちから聞こえてきました。しばらくの間は満島さんに注目していくと思います。






愛のむきだし@映画生活



おまけ
posted by 白線ながし at 13:01| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月30日

実録 連合赤軍あさま山荘への道程

若松幸二監督の作品ということで気になっていた映画ではありますが、劇場公開の時は見損ねてしまいました。
たまたま下北沢のトリウッドというところで公開しているということで、この機会を逃してはと思い見に来ました。
もっともこれから全国展開していくようですが。
内容はタイトルからもわかるとおり、1960年の安保闘争から1972年2月19日、長野県軽井沢町の河合楽器の保養所「浅間山荘」で連合赤軍が起こした立てこもり事件が起こるまでを描いたもの。
この間に生まれた私は、こういう事件があったということは知っていますが、まだわからないことだらけです。
一応映画ではナレーションが入っていますが、これだけでは全然わかりません。
当時を知らない人間がこの映画を楽しむためにはかなり予習していった方がいいかもしれません。
また、結構この映画はむごいシーンが多いです。
R指定にはなっていないようですが、若松監督の作品じゃなかったら見なかったかもしれません。

posted by 白線ながし at 21:48| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

キネマ旬報発表

二〇〇八年度のキネマ旬報が発表されました。
1位 おくりびと
2位 ぐるりのこと
3位 実録・連合赤軍 浅間山荘への道程 
4位 トウキョウソナタ
5位 歩いても 歩いても
6位 闇の子供たち
7位 母べえ
8位 クライマーズ・ハイ
9位 接吻
10位 アフタースクール
太字は私が見たもの。
コメントは毎度のことなので、割愛
ラベル:キネマ旬報
posted by 白線ながし at 13:27| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ひとりごと  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

M

新年初映画は「M」でした。この映画は昨年、ここシネマート六本木でやってた「韓流フェア」で見るつもりだったのが、カン・ドンウォンの舞台挨拶と重なり、チケットがとれなくて、見られなかった映画です。
以後あきらめかけていたんですが、「私の恋」(原題「マイラブ」)に出演していたイ・ヨニがすばらしかったので、彼女について調べていたら、これに出ているということで韓流フェア終了後もこの作品と「ハピネス」は引き続き上映しているようなので、2009年の初映画で見ることにしました。
今日は結構人は入っていましたが、カン・ドンウォンではなく、イ・ヨニを目的で見に行った人はあまりいないんじゃないでしょうか。
イ・ヨニ
この写真を見ると幼くも見えますが、二十歳だそうです。
そして、監督はイ・ミョンセ監督。
あまり監督を意識してみることはないですが、結構この監督の作品を見てるんですね。
「イルマーレ」「デュエリスト」を撮った監督だそうです。
「デュエリスト」はカン・ドンウォン主演ですし、知っていたんですが、「イルマーレ」は初耳でしたが、いわれてみれば納得です。
この監督の作品はちょっと難しいんですよ。
この作品でいえば、過去と現代が行ったり来たり、そして過去も現代も同じ人が演じているし、特に説明があるわけでもないので、よく考えながら見ないと混乱してきます。
しかもカン・ドンウォン演じるミヌは記憶をなくしているし、夢と現実の区別のつかなくなっている。
何回か混乱しかけましたが、今回は最後までついていけました。
その意味では3作品の中では一番分かりやすかったです。
イ・ヨニにはちょっと期待しましょう。

posted by 白線ながし at 17:17| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月31日

三本木農業高校、馬術部



何を今さらっていう感じですが、この作品は佐々部監督の最新作となります。
この映画は橘内美佳著「私、コスモの目になる」という本の映画化で、競走馬として調教されるも結果が残せず、競技馬に転身し、頭角を現し、やがて女王とまで呼ばれたタカラコスモス。
だが、「全部ブドウ膜炎」という病気を発症し、発見が遅れたために治療できず、青森県立三本木農業高校に引き取られる。
そこで馬術部に入部してきた湊華苗さんと、病気を発症し人間に心を開かなくなったタカラコスモス(通称コスモ)とのふれあいをを描いたもの。
この映画を見て感じたことは、まず、佐々部監督は女子高生を撮るのがうまいなぁと思いましたね。
この作品は「チルソクの夏」と非常に似ているところもいくつかあるんですよ。
まず人数の差こそあれ、女子高生が主役であると言うこと。
そして両方とも撮影前に合宿を行っていること。
次にこれは「チルソクの夏」に限らず、形は違いますが、“愛”をテーマにしているところ。
最後にこれは偶然かもしれませんが、どちらも四季を通して撮影したために、下関と青森の豊かな自然を描いているところなど、

監督は意識したかわかりませんが、「チルソクの夏」との共通点が見つかりました。
私が佐々部作品が好きな1つの理由として、CGの使い方にあるんです。
佐々部作品をよく知らない人はもしかしたら、CGなんて使ってないじゃんという人もいるかもしれませんが、なるだけCGを使わずに表現しようとしているので、実際どこに使ったかわかりにくいと思います。
私が今回の「三農、馬術部」で気になっているところは、香苗が年末農道を歩いて実家に帰るときに遠くに見えた山々がすごくきれいなんでこれはCGじゃないかなと思っているんですが、もしこれがCGじゃなかったら佐々部組ってすごいなぁと思います。
元々自然がきれいな場所ではありますが、あそこまできれいな山々を撮るのはそうできないんじゃないかと思います。
と、いいことばかりを書いてきましたが、ちょっと残念な点もないわけではないのです。
まずは前半の目玉でもあるコスモの出産シーン。
ここはこの映画の前半の山場だと思うんですが、意外とあっけなかった。
高橋君が古賀先生に生まれそうと知らせに行ってから生まれるまで結構短かった気がします。
もうちょっと馬が産気づいてから産まれるまでの様子をじっくり見せてもよかったかなと思います。
それと最後のコスモが飛ぶシーン。
私は競技のルールをよく知らないのですが、3回で飛ばないと失格というルールのようです。
映画ではどのように描かれていたかというと、コスモは飛ぼうとしてバーの近くまでいきますが、やはり目の影響で3回とも飛ぶことができず失格となってしまいます。
ところが、失格になったにも関わらず、コスモは戻ろうとしない。
会場からはコスモコール。
そこで香苗はもう1度挑戦させてみると、見事成功というはこびなんですが、私は、3回目で飛ばせてあげた方がよかったと思いますし、会場からのコスモコールもある映画を思いだしてしまい興ざめでした。

この作品で女優デビューを果たした長渕文音さんは、見事報知映画賞最優秀新人賞とアカデミー賞新人俳優賞の受賞が決まっていますが、一生に1度しか取ることのできない賞ですし、“新人”の定義が曖昧な映画の世界ですが、長渕さんなら誰も文句はないのではないでしょうか。
個人的には柳葉さんにも何か取ってほしかったですが、今年は男優さんが活躍した映画が多かったから難しかったかな?
posted by 白線ながし at 12:23| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月29日

魔法遣いに大切なこと



この作品は、山田典枝が映画化を前提として書いた原作を、2度のアニメ化の後、中原俊監督が、第12代リハウスガール山下リオと、「天然コケッコー」の岡田将生を起用して映像化した作品。
魔法が当たり前に世の中に存在し、魔法曲が行う研修を受け、免許を得たものだけが魔法師として依頼に基づき魔法を使える時代に、父親の夢であった魔法師になるために夏休みを利用して北海道美瑛から上京してきた鈴木ソラ(山下リオ)が一緒の研修を受ける緑川豪太(岡田将生)とともに、魔法師になるまでの様子を描いたもの。
予告編を見るとソラと豪太のキスシーンがあるので、恋愛ものかなとも思わせますが、あまりその辺には期待しない方がいいかもしれません。
ただ、ほとんど魔法が使えない豪太が、挫折することなく魔法師になれたのはなぜか。
また、“魔法”という言葉が出てくるのでとんがり帽子や、法規とか、呪文なんかは出てこないので、少女漫画から連想する“魔法”とはほど遠いですが、タイトルにどういう意味が込められているかがしっかり描かれているので、男女問わず、子供から大人まで楽しめる作品だと思います。

主人公が山下さんなので、どうしても山下さんありきの作品のように見えますが、聞くところによると中原監督がこの作品の話があったのは、「落語娘」を撮っているときで、一番先に決まったのは岡田君だそうです。
そして同じ事務所ということもあり、山下さんにソラ役の話が回ったそうですが、当初ソラ役には1回目のアニメ版で、ソラに当たるユメの声を担当し、中原監督の作品にも出たことのある宮崎あおいさんを考えていたようです。
時期的に考えて非常に忙しい時期でしたから、山下さんに白羽の矢が立ったのでしょう。
その関係もあり2008年夏公開の予定がこの時期にずれ込んだのかもしれません。
今考えてみると宮崎さんのソラも見てみたいものです。
posted by 白線ながし at 15:55| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする