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2010年12月24日

〔映画〕武士の家計簿

茨城大学准教授で、歴史学者の磯田道史氏のノンフィクション小説を森田芳光が映画化。武士といえば、刀を持ち、戦に赴く。
ま、この映画は幕末が舞台ですから世の中の動乱の中どう立ち向かっていくか?というところでしょうが、この映画の主人公堺雅人演じる猪山直之は、加賀藩の“御算用者“。
御算用者とは今でいう地方公共団体の会計管理者に当たる立場じゃないかと思いますが、ということは、彼は武士でありながら“刀を持たない”武士なのです。
それゆえ仲間由紀恵演じる駒は、そろばん侍との縁談と聞いたときは気が乗らなかったものの、川で偶然直之を見かけ、安心するといった感じです。
おそらくこの映画は、あまり世間では知られていない“そろばん侍”にスポットが当たっているところがおもしろいということで映画化されたんでしょうが、内容的にはいまいちといったところでしょうか。
テレビCMを見て、ほのぼの系の映画だなということはわかっていたので、あまり大きな盛り上がりはないなと読んでいましたが、それにしても単調すぎ。
直之は経理の汚職を内部告発したがために当初能登の閑職に飛ばされる運命にあったのですが、それがなぜか藩主側近に取り立てられ、むしろ出世してしまうのです。ここだけでもおもしろい話が作れそうなんですが、おそらくこれは出世すると出費がかさむということをいいたかったんだと思います。
つまりこれからの話の前置きに過ぎないのですが、だとしたらもう少し簡潔でもよかったのでは?と思います。
出世したおかげで猪山家の家計は火の車。
そこで直之はここでも腕をふるうわけですが、タイトルにもなっているところなのでここをもう少しみっちり語ってもいいと思うんですが、ここはあっさりしすぎ。
巷で有名になった“仕分け”のようなことを直之は猪山家でもやるわけですが、結果に毛が生えたくらいしか描かれていないし、息子直吉の四歳の祝いが質素に行われた過程も十分に描かれていない。
しかしそのあと、直之が直吉の英才教育を施すところはよく描かれていたように思います。
結局森田監督はいろんなことをを詰め込みすぎたんじゃないかと思います。


"お政役で藤井さんも出てたのね!

posted by 白線ながし at 19:00| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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