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2009年03月08日

誰も守ってくれない



最近テレビ局がバックについている映画ばかり見ている気がしますが、この映画も例外ではなく、制作はフジテレビです。
しかも、監督は「踊る大捜査線」の脚本を担当した君塚良一で、亀山千広が製作と知ってちょっといやな予感がしたんですが、そんな心配を払拭させるだけのものはあったと思います。
話しは意外と単純で、平凡に暮らす船村家の長男直人がある日、近所に住む小学生を殺害するという事件が起こす。
警視庁東豊島署暴力班係係長坂本(佐野史郎)は勝浦(佐藤浩市)と三島(松田龍平)に容疑者家族の保護を命じる。
マニュアルに則り、両親は離婚させられ、改めて夫が妻の戸籍に入る。
そして家族は別々のホテルに移り、保護されながら事情を聞かれることになる。
勝浦は加害者の妹沙織(志田未来)を保護し、終わりの見えない逃避行が始まる。
まずは勝浦の友人であり、心療内科の医師尾上令子(木村佳乃)のマンションに彼女をかくまう。
そこで沙織の母親が自殺したという情報が入るのだが、勝浦と尾上は今は知らせない方がいいと判断し、そのことを伏せておくのだが、沙織は恋人である園部達郎(冨浦智嗣)からの電話で、そのことを知ってしまう。
ただ見守ることしかできない勝浦だがやがてその場所も大手新聞記者楠本(佐々木蔵之介)の知られてしまい、「加害者の家族にも死んで償ってほしいと思ってる」と責められる。
勝浦はマスコミから逃れるため、伊豆にあるペンションに身を隠す。
そのペンションは3年前に息子を亡くした夫婦(柳葉敏郎、石田ゆり子)が経営するもので、その事件を担当したのが勝浦だった。
その事件も勝浦の捜査ミスのせいで息子を死なせてしまったと指摘されていて、その勝浦が今度は加害者の家族を守ってると責められる。
さらには、ネット上での掲示案の書き込みにより二人は知らないうちにどんどん社会にさらされていき、姉妹には見方だと思っていた恋人達郎からも裏切られ……。

この映画は君塚良一が「踊る大捜査線」を作るときに取材したことを元に作ったそうです。
事件には加害者と被害者が存在するのですが、それとはべつな“加害者”が存在する。
それはマスコミであり、もしかすると我々一般人かもしれない。
この映画ではマスコミ側の人間として佐々木蔵之介が大手新聞社の記者として登場しますが、一昔前はこのような事件が起こると我々一般人はマスコミの発表でしか事件の真相を知るすべがなかった。
ところが現代はマスコミ側もネットでいろんな情報を得ている。
ネットというものは非常に便利なツールであるけれども、それと同時に凶器にもなり得るということ。
もちろん映画ですから、少しは大げさに書かれているとは思いますが、この映画ではネットの恐ろしさというものを考えさせられました。

posted by 白線ながし at 17:05| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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