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2008年12月31日

三本木農業高校、馬術部



何を今さらっていう感じですが、この作品は佐々部監督の最新作となります。
この映画は橘内美佳著「私、コスモの目になる」という本の映画化で、競走馬として調教されるも結果が残せず、競技馬に転身し、頭角を現し、やがて女王とまで呼ばれたタカラコスモス。
だが、「全部ブドウ膜炎」という病気を発症し、発見が遅れたために治療できず、青森県立三本木農業高校に引き取られる。
そこで馬術部に入部してきた湊華苗さんと、病気を発症し人間に心を開かなくなったタカラコスモス(通称コスモ)とのふれあいをを描いたもの。
この映画を見て感じたことは、まず、佐々部監督は女子高生を撮るのがうまいなぁと思いましたね。
この作品は「チルソクの夏」と非常に似ているところもいくつかあるんですよ。
まず人数の差こそあれ、女子高生が主役であると言うこと。
そして両方とも撮影前に合宿を行っていること。
次にこれは「チルソクの夏」に限らず、形は違いますが、“愛”をテーマにしているところ。
最後にこれは偶然かもしれませんが、どちらも四季を通して撮影したために、下関と青森の豊かな自然を描いているところなど、

監督は意識したかわかりませんが、「チルソクの夏」との共通点が見つかりました。
私が佐々部作品が好きな1つの理由として、CGの使い方にあるんです。
佐々部作品をよく知らない人はもしかしたら、CGなんて使ってないじゃんという人もいるかもしれませんが、なるだけCGを使わずに表現しようとしているので、実際どこに使ったかわかりにくいと思います。
私が今回の「三農、馬術部」で気になっているところは、香苗が年末農道を歩いて実家に帰るときに遠くに見えた山々がすごくきれいなんでこれはCGじゃないかなと思っているんですが、もしこれがCGじゃなかったら佐々部組ってすごいなぁと思います。
元々自然がきれいな場所ではありますが、あそこまできれいな山々を撮るのはそうできないんじゃないかと思います。
と、いいことばかりを書いてきましたが、ちょっと残念な点もないわけではないのです。
まずは前半の目玉でもあるコスモの出産シーン。
ここはこの映画の前半の山場だと思うんですが、意外とあっけなかった。
高橋君が古賀先生に生まれそうと知らせに行ってから生まれるまで結構短かった気がします。
もうちょっと馬が産気づいてから産まれるまでの様子をじっくり見せてもよかったかなと思います。
それと最後のコスモが飛ぶシーン。
私は競技のルールをよく知らないのですが、3回で飛ばないと失格というルールのようです。
映画ではどのように描かれていたかというと、コスモは飛ぼうとしてバーの近くまでいきますが、やはり目の影響で3回とも飛ぶことができず失格となってしまいます。
ところが、失格になったにも関わらず、コスモは戻ろうとしない。
会場からはコスモコール。
そこで香苗はもう1度挑戦させてみると、見事成功というはこびなんですが、私は、3回目で飛ばせてあげた方がよかったと思いますし、会場からのコスモコールもある映画を思いだしてしまい興ざめでした。

この作品で女優デビューを果たした長渕文音さんは、見事報知映画賞最優秀新人賞とアカデミー賞新人俳優賞の受賞が決まっていますが、一生に1度しか取ることのできない賞ですし、“新人”の定義が曖昧な映画の世界ですが、長渕さんなら誰も文句はないのではないでしょうか。
個人的には柳葉さんにも何か取ってほしかったですが、今年は男優さんが活躍した映画が多かったから難しかったかな?
posted by 白線ながし at 12:23| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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